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アタシのお薦め 『 アド・バード 』
んと、アタシ。読書が結構趣味らしい。
毎日読んでいるんだけど、「一番好きな本は何ですか?」と聞かれたら
まず最初に、椎名 誠 氏著 【 アド・バード 】 と答える。

1990年 第11回 日本SF大賞受賞作品である。
本の雑誌社編集長であり、冒険記のような本も出しておられる方。
たまに冒険旅行的番組に出演なさっていますが
見た事のある人多いのでは? 冒険しているおぢさん。のイメージ。
その、冒険おぢさんはSF作家であり、食道楽であり
世界中あちこち、行ったり来たりしながら本を出しておられます。

最近、椎名氏は 『麺の甲子園』 なる企画の元、日本全国の旨い麺を
戦わせて日本一を決めようということを始められたそうな。

http://blog.excite.co.jp/koushien/ ←麺の甲子園のリンク先

大会委員長の椎名氏。ハードな執筆活動をしているはずなのに
PCで原稿を作らないそうで、ブログはご本人の執筆?ではない。
いわば、代筆なさっている面々がいらして。
このことは、ブログ本文に書かれておりますのでご参照を。

このブログを読むと、自ずと麺を身体が欲します・・・w
あぁぁぁ。麺が食いたいっ。となりますから。


さて。椎名氏のSF作品に触れてみたいと思う。

椎名氏のSF作品で最初に読んだのが、冒頭タイトルでも掲げた
『 アド・バード 』 90年SF大賞受賞作品である。

兄弟で行方不明の父親を探す為に、都市に向かって旅に出る。
様々な‘異様な生き物’と遭遇し、生命の危険に晒されながらも
出会いの中で生まれた奇妙な連帯感。人の心に巣食う虚栄心ともいえる
虚しい傲慢な感情のなれの果て・・・に何があったのか
椎名氏独特の表現方法である、言うなれば『椎名語』の宝庫の魅せる技の数々。

椎名氏の魅力は、椎名語録の豊富さにもある。
椎名氏にしか出来ない表現方法が確立されているのである。
これはSFに限らず、他の著書にもふんだんに鏤められている。

椎名氏の作品を一度でも読んだ事のある人は
かなりの印象を胸に残し、忘れられないと思う。

擬音とも擬態音とも言える、なんとも言いえない言葉を使う。
その、聞いた事も無い文字であるのに、頭の中にそれが響いてくる。
なんとも不思議な話なのだが、椎名氏の生み出す文字には躍動感と
人の脳に浸透して想像心をかきたてる何かがある。
不思議な表現なのに、違和感もなく・・フムフムと頷いてしまう。
これが椎名氏の力の所以なのだなぁ、と完璧に平伏してしまう。

まぁ、アタシは批評家でも何でもないので、まともなコメント書けないけど
椎名氏の作品は、基本的に少年の心を忘れていない男性陣に人気がありそうだ。

別に男性限定なのではない。
ただ、夢を見る少年のキラキラしている瞳を思い出させるような作品なのである。
無論、女性でもすんなりスラスラ入ってくるので、大変魅力的作品。
子供の頃のドキドキした感覚を思い出させてくれるのだから。

小学生の頃。
少し遠くに出かけるだけで、妙にドキドキしたものだ。
新しい物の発見。場所の発見。秘密基地と呼ぶ粗末な隠れ家。
宝物を隠しておいて、誰かに見つかって持ち去られて喧嘩したり。
木登りをして落っこちたり、鬼ごっこでムキになって泣いたり
足が速い子も、頭がいい子も、喧嘩が強い子も、ゴム飛びが上手い子も
泣き虫な子も、人気者も、意地悪な子も、逃げ足だけ速い子も
みんな みんな 分け隔てなく 一緒に遊んだあの頃
夕方のチャイムが鳴るのを惜しみ 家へ帰っていく毎日
外で遊ぶ事が何より楽しかった 懐かしい子供時代

そんな子供の頃の、ドキドキ感・ワクワク感を思い出させてくれる。
それが椎名氏のSF作品なのである。

この作品には、人間のエゴに関して考えさせられる部分を多用に含む。
そういう意味では、単なるSF作品の枠を越えて。問題提起とも受取れる。
読み方は様々。感じ方も様々。

アタシには、この作品に惜しげもなく鏤められた、椎名語録を堪能するだけでなく
人生観をも考えさせる、大きなテーマを含んだ作品に感じて仕方が無い。

椎名氏の本の魅力は、椎名語録だけに留まらない。
まず、長編であっても 『文字を読み飽きさせない魔法』 がある。
読み萎えることがまずないのである。
脳みそに心地良い刺激を与えつつも、脳みそが疲れない。
疲れないけど、椎名マジック言語で痺れさせてくれる。
読み易いのである。(この言い方はあんまり好きじゃないけど・・・)
堅っ苦しくなくて、‘よい加減’に ほぐれている のが良いのだ。

想像力のイマイチ苦手で鈍い人であっても、絶対に想像心をかきたてる。
その椎名氏の魔法の文字を是非とも堪能してみて欲しい。

元々、堅苦しく難しい書物は苦手なアタクシ。
椎名氏は、そんなアタシの 『弱い脳みそ』 に非常に親切だ。
大絶賛の大興奮なのでございます。ホント大好きなのです。
いつかみんな読んで欲しいなぁ~と、思う作品である。

次回は(いつになるかは知りませんw)、椎名氏の『水域』について
書こうと思っています。これもイイヨ。


集英社文庫 椎名 誠 著 『 アド・バード 』 定価730円

テーマ:大好きな本 - ジャンル:本・雑誌

【2006/02/04 09:17】 | 読書の話 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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